外来患者のサービス業務
病院、診療所などの医療機関では、以下のような外来患者サービス業務を行います。
■受付業務
受付業務は、患者さんが訪れて最初に目に入る大切な業務です。
どんなに腕の良いお医者さんがいても、受付の対応が悪ければ評判が下がってしまう可能性もあります。
笑顔で丁寧に対応し、かつ正確に仕事を行いましょう。
■診療申込書、問診票の記入
初診の患者さんには、病院に来たら診療申込書、問診票を記入してもらいます。
これらのデータを基にコンピュータに入力して医師へ渡す書類を作成します。
■保険証
保険証の確認は必ず行う義務があるため、保険の種類、保険番号、氏名などをきちんと確認しましょう。
■診察券
患者さんが次回来院するときのために診察券を発行します。
手書きの場合もありますが、大きな病院ではコンピュータに初診患者のデータを入力すると自動的に発行されるシステムが導入されているところも。
■案内
診察の順番が来たら患者さんを受診科の医師がいるところへ案内します。
また、同時に医師の元へカルテを届ける場合もあります。
■会計
医師が診療した内容は会計カードに書き込まれているので、この会計カードと診療報酬点数表を見ながら診療行為の点数を計算し、カルテに記入します。
そして、患者さんが負担する診療費を割り出し、会計を済ませます。
また、処方された薬や処方箋を渡したり、近所の調剤薬局の案内なども行う場合があります。
■カルテ管理
カルテ管理の業務は、患者さんのカルテを診療科ごと、名前順などに整理して管理する仕事です。
大きな病院ではカルテが大量にあるため、専用のカルテ室を設けて保管している場合もあります。
カルテは患者さんが来た時だけに使うものではなく、医師や看護師に貸し出す場合もあります。
きちんと管理して紛失しないように注意しましょう。
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