医療保障制度
お医者さんに行くときは、必ず保険証を持って行きます。
これは、医療費全額を個人で負担するには高すぎるため、保険料や税金で医療費を負担してもらうためです。
この医療保険制度には、一般の医療保険制度のほかに、老人保険制度、労災保険制度、公費負担医療制度などがあります。
医療事務の仕事をするためには、これらの保険制度について正しい知識を身につけておかないといけません。
医療保険制度には、以下のような種類があります。
■健康保険、船員保険
会社員などが加入する保険。
■共済組合
公務員などが加入する保険。
■国民健康保険
自営業者などが加入する保険。
■市町村国保
地域住民などが加入する保険。
また、以下のような医療保険制度もあります。
■老人保健制度
75歳以上、または65歳以上75歳未満の障害のある人に療養給付。
■労災保険制度
業務中、通学中に災害によりケガ、病気などになった場合、保障される制度。
■公費負担医療制度
社会的弱者のために医療費の全額、または一部を国や自治体が負担する制度。
医療費の一部は患者が払いますが、残りは、医療機関が保険者に請求し、保険者が
審査を行ってから、審査支払機関から費用が支払われます。
医療事務では、この審査支払機関へ送るためのレセプトを作成します。
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