医療事務の仕事
医療事務の資格を取得して働ける職場と仕事内容には、様々な種類があります。
代表的なものを見てみると、以下のようになります。
■病院
病院での仕事は次のものがあります。
・外来業務(新規患者の受付、再来患者の受付、会計)
・入退院業務(入退院受付、会計)
・その他の業務(庶務、統計、福祉業務など)
病院は規模が大きな施設のため、仕事の効率化を高めるために医療事務の分業化が進んでいます。
一つの業務を専門的に行い、スペシャリストを目指したい方に向いています。
■医院・診療所
医院・診療所は規模が小さく、スタッフの人数も少ないため、受付、カルテ発行、会計、秘書、雑用など様々な仕事を1人で行うことが多くなります。
医療事務で行う仕事を幅広く経験しておけば、他の病院などの施設で働くことも難しくありません。
■歯科医院
歯科医院も比較的小規模のため、医院・診療所と同じように、1人に任される仕事は多くあります。
また、その他にも歯科医のお手伝いをする歯科助手の仕事もあります。
具体的には、治療前の患者さんにエプロンをかけたり、器具の準備や後片付けなどを行います。
患者さんの口の中に直接触るような治療行為は行いません。
■調剤薬局
調剤薬局は現在、医薬分業化が進んでいるため、大変注目を浴びています。
専門の調剤薬局だけでなく、ドラッグストアの中に調剤薬局を併設している所も増えています。
調剤薬局での仕事は、患者さんの処方箋受取、カルテ(薬歴簿)作成、調剤報酬の算定と会計などがあります。
■大学病院
大学病院は規模が大きく、患者さんの数も数百人に上るため、診療部門、事務部門、看護部門、薬剤部門などに仕事が細分化されています。
また、診療内容はコンピュータに入力し、診療報酬の算定なども自動的に行うようになっていますが、データを入力するのは人間なので、ミスや入力間違いがないようにチェックする必要があります。
他にも大学病院独自の看護師を事務的にサポートする、という病棟クラークの仕事もあります。
具体的には、ナースコール、用度品の管理、電話対応などの仕事を行います。
■健康増進センター
健康増進センターは、地域住民の健康増進を指導したり研究している施設です。
■企業内の診療施設
大企業には社員が利用するための診療施設があるところが多いです。
実際に、私が以前勤めていた企業にも診療施設がありました。
■ホテル内のクリニック
大きなホテルの中にも小規模なクリニックがあります。
■訪問看護ステーション
自宅で療養している患者さんを訪問して看護するサービス施設。
■医療関連企業
医療システムの開発や販売を行っている企業。
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